<教科書寄稿>
『京都探訪・被差別民衆の足跡たどる』
日時:2025年7月13日(日)午後1時30分開場 2時開始
会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン 地図
報告:川端宏幸さん(自主夜間学校 いいあす京都・代表)
(川端さんの提案)
アルンディで講演するのは今回が3回目。過去2回も部落問題に関する講演を行いました。今回も部落問題について話しますが、前回、前々回とは少し趣向を変えて地元京都に目を向けてみようと思います。
京都に住んでいても、京都について知らないことがたくさんあります。差別の歴史となるとなおさらです。テーマを〈教科書紀行〉『京都探訪―被差別民衆の足跡をたどる―』としました。みなさんと一緒にバーチャルで京都を巡りながら部落問題について考えてみたいと思います。
と言っても昔のことを紹介するだけではありません。京都各地に残る被差別民衆の足跡をたどりながら、現在も厳存する部落問題を明らかにしていきます。
今パソコンでこの原稿を書いていますが、パソコンは日々“アップデート”しています。人も“アップデート”していかなければなりません。しかし、人間というのは不自由なもので、一度刷り込まれてしまったことからなかなか抜け出すことができません。部落問題も“アップデート”できない人の心の中に潜む差別性が原因です。「部落」をなくしたいのではありません。間違った「部落“差別”」をなくしたいのです。