失業やインフレと闘う政権のためのおカネの作り方・減らし方
会場:京都市地域・多文化共生ネットワークサロン(地図)
(京都市南区東九条東岩本町31 電話:075-671-0108)
日時:2026年6月28日(日)午後1時30分開場 午後2時開始
報告:松尾匡さん (立命館大学経済学部教授)
2026年6月の「アルンディ」は、松尾匡さん(立命館大学経済学部教授)のご講演です。松尾匡さんには、これから隔月で定期的にご講演をいただく予定です。ぜひ、ご参加ください。
松尾匡さんのご提案
不況で失業すると暮らしが崩壊します。失業が増えると、企業を支配する側は「代わりはいくらでもいる」と言って賃金を抑え、パワハラし放題で労働強化してきます。逆に、失業者がいなくなると労働組合の交渉力は強まります。それゆえ、私たちが作るべきものは、人々のために大胆におカネを使って、失業をなくす政府になります。
このためには、おカネの作り方のしくみを変えなければなりません。
これまでのおカネの作り方は、企業を支配する一部の人が銀行と結託してするもので、彼らが支配する機械や工場を膨張させる目的に合致したものでした。しかし、その必要性が衰えた成熟時代には、この方法では世の中に十分におカネが出なくなり、たくさんの失業者が出てしまいます。
それゆえこれからは、公共的な目的のために公共的におカネが作られることに、とってかわらないといけません。赤字財政支出や量的金融緩和は、一部の経済エリートのための古い法制度が変わらない中で、自然発生的にこの必要に迫られてとられてきた形態だと言えます。
ここで、「円安=財政危機」論などに騙されて緊縮や利上げに向かうことは、中小企業淘汰を進め、失業を増やして、多くの民衆を再び厳しい資本のくびきのもとに追いやることになるでしょう。そうならないためには、私たちはおカネが作られる仕組みを、根本的に理解しないといけません。
これまでのアルンディの私の講座では、参加してくださるかたはおおかたこの問題についての知識はあるものとしてお話ししてきましたが、まだまだ反緊縮経済政策論について疑問をお持ちの方も多いと思いますし、ご存知の方も一度しっかりと確認したいという方も多いと思います。この際、改めて一度、根本的なことを確認する回を持ちたいと思います。

