5月26日開催・アルンディのお知らせ

これからの最低賃金運動を一緒に考えていきたいと思います。


5月26日のアルンディの案内
●会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン(地図参照)
●日時:5月26日(日曜日)午後1時30分開場 2時開始
●報告:服部恭子(きょうとユニオン書記長)


(服部さんの提案) 最低賃金運動の可能性
 物価高騰の中で実質賃金は23ヶ月連続マイナス(4/8発表)になっています。賃金1990年ごろからほとんど横ばいで「30年間賃金の上がらない国」というフレーズが注目されてからすでに数年が経過しています。平均賃金が長期間横ばいである原因は、賃金上昇の低さもさることながら、規制緩和で非正規雇用労働者が増え続けて、相対的に低賃金労働者が増加したために一人当たりの平均賃金が下がっていることが大きく影響しています。単純に“賃金が上がらない”ことよりも、低賃金労働者の増加≒貧困の増加と格差の拡大が根本的な問題です。
24春闘では大企業正社員の賃上げが話題になりました。しかし、中小零細企業や非正規雇用の労働者の賃上げは物価にはとうてい追いついていません。
 その中で最低賃金が注目されています。1959年の最低賃金法制定から65年が経過しました。最低賃金制度は法律ができる前から課題とされていましたが、実態は業者間の協定を追認するだけのものでした。最低賃金制度の変遷を簡単に振り返り、現在の課題について考えたいと思います。外国と比較しても日本の最低賃金は低く、フルタイムで働いても生活するのが厳しい水準です。
格差と貧困が拡大する現状の中で、また、労働運動が抑え込まれている状況に対して、最低賃金運動の可能性は広がっています。これからの最低賃金運動を一緒に考えていきたいと思います。


京都市地域多文化交流ネットワークサロン(京都市南区東九条東岩本町31) Google地図


アルンディはたまり場です。
どなたでも参加できます。